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以前ヘッドホンについて書きましたが、その続き。

まずはボヤキ。今までいくつもいくつもいくつもヘッドホンを購入してきたが、すぐにダメになる。物理的に壊れたのもあるし(これはテレビ用途に使ってる安物でフレームが破損しやすい)、使っているうちに接触不良もよく起こる。

コード内断線の場合は切断してつなぎ直し。耳あての部分、内部スピーカーの接触不良はハンダの付け直し。ヘッドホンの芯線は細いのだ、スピーカーケーブルなんかとは比較にならない。また、あとからハンダを付け直すときは銀入りハンダを使います。このほうが音質が良くなるのだ。

実はヘッドホンにしろオーディオ機器にしろ、一見ハンダがちゃんと付いているように見えても、つまり線が切れていなくてもハンダ付けの不良でハンダの中が空洞になっていることがよくあるのだ。

長年使っていると、何かのタイミングでそこが不良を起こす。実際CDプレイヤーでも起こった。最初はピンコードの断線かと思ったらそうではなかったのだ。ハンダごてでジュッと押さえるだけで回復することがあるので、症状が起きた人はやってみることを勧めます。テスターがあったほうがいいけどね。

ヘッドホンが壊れるのはしかたないにしても、許せないのは耳あての部分の表皮だ。たいていスポンジの上に黒い薄い膜が貼り付けられているのだが、経年劣化でアレがボロボロになってしまうのだ。

機材は年々どんどん進化しているのに、あの素材のヘナチョコさはなんだ!なんなんだ!いくつもいくつもいくつもヘッドホンを買っているのに許せん。本体は壊れていないのにどうしてくれる。しかもツルッと剥けるのなら気持ちいいが、ヤツはボロボロに崩れるのだ。もしそのヘッドホンを装着すると、その細かい黒い破片が耳の周りに付いてとても汚いのだ。あれはわざとか? どんどん新しいのに買い換えてもらうためのメーカーの罠か? 陰謀か?

こうなったら次々にヘッドホンの表皮がボロボロ崩れることにキレて、ついには犯罪を犯してしまうミステリを書くぞ。タイトルは「ヘッドホン殺人事件」いやありきたりなので「ヘッドホンの悲劇」、いや「ヘッドホンの金曜日」「イレイザーヘッドホン」「ヘッドホンが静止する日」..

さて、気をとりなおして骨伝導のヘッドホンについて。これすごいですね。音を聞くのではなくて骨の振動で伝えるというもの。異次元の世界だ。SFだ。耳を覆わなくても聞き取れるし、そもそも音を聞く必要がないのだ。

耳がふさがっていると周りの音が聞こえにくくなってしまうので、野外での音楽鑑賞は危険とは言わないまでも気をつかう。また家でもまだ目を話せない小さい子供がいたりすると音楽などに集中できない。こんなときに便利。

しかしもっとありがたいことは、耳の不自由な人でも骨の振動によって音を「感じる」ことができる事実。この技術によって恩恵を受ける方も多いのではないだろうか。初期の製品は各社ともに音量が小さかったり、高音が聞こえにくいなどの欠点があったが、それも徐々にクリアされつつある。これからもどんどん進化していくことでしょう。

そもそも骨の振動で音を認識するというのには有名な逸話があり、難聴で終いには聴覚を失った音楽家ベートーベンはピアノに糸を結びつけて、それを歯で噛んで頭の骨を通じて音を認識したというもの。

骨伝導式のヘッドホンとして例えば、ティアックのHP-F100は従来の電磁式や圧電式とは異なり、超磁歪トランスデューサーを採用することで、以前の骨伝導ヘッドホンでは困難だった高域の音の再生を実現。さらに左右の音量バランス調整が付いていたり、マイクロホンを接続するとマイクで拾った音をこのヘッドホンから出力することができる・・つまり補聴器に似た機能を搭載しているようだ。

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