前回書いたように最初のコンピュータは NEC PC-8001 。BASIC 言語が最初から搭載されていて(起動するといきなり BASIC 画面)、BASIC プログラミング=コンピュータを使う事だった。それから年月は流れ PC-9801 を手に入れ“Macintosh”にも浮気し、現在の Windows マシン(自作PC-AT互換機)に至る。

さて、今回はプログラミング言語の話。

PC-9801 のとき、C言語をちょこっとかじり、Windows 時代になって VB(ビジュアル・ベーシック)、Delphi(パスカル言語)にも手を出したけれど、どれも長続きせず、結局挫折してしまったのだ。

※C言語の勉強中は「LSI C-86 Ver 3.30 試食版」という優れたコンパイラに非常にお世話になった。ありがとうっ! よくこんなものをフリーで提供してくれるもんだと感心する。当時のコンパイラはとても高価だったのだ。グラフィカルなゲームなんかを作るのではなく、純粋にCを学びたい人には今現在でもオススメ。Windows 環境でも使えるはず。

Delphi のシステムは膨大なコンポーネント、堅牢さ、コンパイルの速さなど申し分なく今でも大好きなのだが..しかしパスカル言語の習得は私には敷居が高かった。文法もとても厳格でコンパイラにしょっちゅう怒られるし、やたら長い単語を使い、まるで英作文をやっているようだったのだ。

そしてHSPというプログラミング言語の存在を知った。

これはオニオンソフトウェアの“おにたま”氏が開発されたインタプリタ型の言語、そしてプログラム開発環境である。そしてありがたいことにフリーソフト。一式を入手すれば完結する。つまりテキスト・エディターなどを別に用意しなくても、このソフトを起動してプログラム(スクリプト)を書けば、単独で動作するソフトウェア(****.exe といういわゆる実行形式ファイル)を作成することができるのだ。※基本的にHSPは Windows 用

Cでも BASIC でもなくオリジナルの言語だが、非常に学びやすい。単なる学習ソフトではなく、実際にアクションやシューティング、RPGなどのゲームが作れるのだ。別にゲームに限らない、ツールやユーティリティーなどアイデア、能力しだいで何でも。

インタプリタ型の言語(昔の Basic など)なので、1行1行解釈・実行される。ちょっと書いては実行、そして修正の作業が非常に楽に行える(もしエラーが起こってもスクリプトの間違い部分で止まるので、間違を発見しやすい)。

※一方インタプリタ型ではないものに“コンパイラ型”の言語があるが、こちらは1行1行解釈ではなく全部まとめて処理するので速度は速い(つまりアクション、シューティングゲーム製作に向いている)が、ちょっと書いては実行というのが困難なほか、もし致命的な間違いをスクリプトに書いてしまうと最悪ハングということが起こる。

さて、HSPは行番号がない、文法がCに若干似ている点は昔の BASIC とちょっと違うところだが、あの手軽さで現代のグラフィックや音声技術を使ったプログラムが組めてしまう。とにかく書きやすいのだ。スラスラとまではいかないが、私の頭でもなんとか一本のソフトが作れてしまったのだから。もちろん基本テクニックは本やいくつかのサイトを参考にさせてもらったけれど、最初に動いた時は結構感動した。

よくスパゲッティプログラムはいけない、構造化プログラミングだ、オブジェクト指向だなどと言われたりするが、趣味でやってる私にとってはそんなのどうでもよいのである。とりあえずは好きなように書いてみて動けば儲けものといった感じでやっとります。

HSPの入門書は数多く出版されているほか、入門用に豊富な解説がある個人サイトもたくさんあるので勉強するには困らないだろう。