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弦が張られているのに音が出ないギターなどないのですが、生音量が非常に小さいという意味で。

例えばエレキギターがそうです。これはピックアップで弦の振動を拾い、それをアンプなどで増幅して使うギターです。エレキギターの生音はとても小さく、そのままでは使い物になりません。

ただし、フェルナンデス社のZO-3など、スピーカーが内臓されている特殊なエレキギターもあります。

エレキギターは生音が小さいために、アンプから音を出さなければ夜中に練習していても近所迷惑になりません。一方アコギ(フォークギターなどアコースティック・ギターの略称)は、アンプを必要としない代わりに、ボディで音量を増幅するため大きな音が出てしまいます。

アコギ1本さえあれば、観客の前で即演奏できるのでそれはとても便利なのですが、夜中に練習するには、音を出してもいいようなそれなりの環境が必要となります。

そこで、アコギをエレキ並みの生音量しか出さない、夜中の練習にも適したギターがあります。サイレントギターと呼ばれています。

aria1国産大手メーカーではヤマハとアリアが出しています。私はアリアのサイレントギターを2本持っていますが、アリアの場合「シンソニード」という名称が付いています。スティール弦タイプとナイロン弦タイプがあって、これらはフォークギターとクラシックギターに相当します。大きさ(面積)はアコギとほぼ同じですが、ボディの空洞が存在せず、外側はパイプで構成されています。

この構成により、生音はほとんど出ず、非常に軽いギターとなっています。生音だけでも一応は聞こえるのでそのまま練習できますが、ヘッドホンを差し込めば増幅して聴くことができます。その場合、電池かACアダプターを使用(旧モデルは電池のみ)します。ヘッドホン端子から外部出力できるので、ライン接続すればエレキギターのようにアンプに出力できますし、パソコンにつないで録音することもできます。

aria2※厚み比較:左から、フォークギター、シンソニード、エレキギター

このシンソニードを買ってからは、アコギを弾くことはほとんどなくなりました。アコギのほうが音質は当然良いのですが、夜弾くことのほうが多いと、アパート暮らしの私にとってはサイレントギターのほうが都合がいいのです。

パイプをはずせばコンパクトに収納できるし、そうしなくてもエレキギターのように厚みが薄いので、じゃまにならないのもイイところ。

自分の演奏を一発録りするのであれば、たいした録音機材も必要なく、パソコンにつないだ場合でも、フリーソフトだけで録音は可能です。しかし多重録音するのであればMTR(マルチ・トラック・レコーダー)があると便利です。私が最初に買ったMTRは、もう昔のことですが、4trのテープレコーダーでした。それからAKAIのデジタルMTRも使った時期がありましたが、現在はパソコンのMTRソフトを使用しています。

現在はハンディタイプのレコーダーにも優秀なのがあり、MTR機能が付いているだけでなく、ドラムやベースパターンが内蔵されている..それどころかエフェクターやチューナーまで装備されているので困ってしまいます。

自分がコツコツ機材を増やしてきたのは何だったんだ?という感じ。過去にエフェクターやドラムマシンなど、いくらつぎ込んだか分かりません。それがこんな数万円のハンディタイプで全ての処理ができてしまうとは。ギターも通販を利用すれば安く買えるし。これから趣味で音楽やる人はラッキーですね。

【追記】
シンソニードの演奏が「サイレントギターの演奏」にあります。

アリア・サイレントギター(スティール弦)一覧
ヤマハ・サイレントギター(スティール弦)一覧


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