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Windows XP を捨て、Linux に完全移行してそろそろ1ヶ月が経とうとしている。

長い間 XP を使ってきたが、もう限界である。これまでは、平均して2年おきくらいに再インストールしていたんだけれど、もうそれが不可能になった。

どういうことかと言えば、元の状態、Windows XP SP3 の状態に戻せなくなったのだ。

サポートが終了しても、しばらくは SP3 アップデート用のパッケージが使えていたのに、もうそれがないのである。私が持っているCDは Windows XP SP2 なんだけど、それが SP3 にアップデートできなくなった。

これは大きな問題で、SP3 じゃないと動作しないソフトがいくつもあるのだ。あきらめてもよいソフトもあるのだが、致命的だったのは、このおかげでプリンタが動作しなくなったのである。

厳密にいうと、プリンタドライバの動作条件が Windows XP SP3 以降となっているのである。

すなおに、現行の Windows 10 にすればイイのだが、偏屈の私はそうしなかった。Linux にしたのである。

ubuntu

Linux にはバリエーションがいくつもある(ディストリビューションと呼ぶ)のだが、結局ディストリビューションとして「Ubuntu」を選んだ。現行のバージョン「16.04」である。

これまで、遊びでノートPCにはいくつかのディストリビューションをインストールしてみたんだけど、シンプルで操作感が Windows に似ている「Linux Mint」というのが好きだった。しかし、この Mint はインストールしたあとがめんどくさい。

日本語の環境にするのに非常に手間がかかるのだ。次に良かったのが「Ubuntu Studio」。これも Windows とインターフェイスが似ているところがあって、直感でなんとか操作できる。

そして、この 「Ubuntu Studio」は音がイイのだ。低レイテンシカーネルとサウンドサーバ(JACK)がデフォルトで入っている。他のディストリビューションでこの環境にしようと思うとインストールしてから複雑な設定が必要となるのだ。もっぱら、音楽はこのノートPCで聴いている。

今回は遊びではない。メインマシン(デスクトップ)のハードディスクを全部消去してOSを入れ替えようとしているのだ。そりゃ、神経質になる。

最初、パーティションはそのままで、別領域に「Ubuntu」を入れてみて Windows XP と共存させて使ってみた。いろいろテストした結果、これはいけると思ったので、全データのバックアップをとり、ハードディスク丸ごと「Ubuntu」にした。



で、約1ヶ月経つのだが不具合もないし、全く問題なし。プリンタドライバの件は真っ先にやった。これが解決しないのであれば Linux は止めて、新しい Windows を買うしかない。趣味でも仕事でもプリンタは必須なのだ。

私のプリンタは Canon 製だけど、ありがたいことに Canon さんが Linux 用のプリンタドライバを提供してくれていたおかげで、プリンタの問題は解決した。

次に重要なのはメール、ネット関連。これらも難なく解決した。Microsoft Office のデータが読み込める「Libre Office」も標準装備している。これは Windows 版が存在するので、将来 Linux を入れてみようと思ってる人は、早いうちにコレに慣れておくと移行がスムースに行えると思う。

これは他のアプリケーションにもいえることで、Windows 版、Linux 版共にあるものとして例えば「FileZilla(FTP)」、「GIMP(画像編集)」、「Thunderbird(メーラー)」、「DVDStyler(DVDオーサリング)などがある。

私は資料を作成するのにキャプチャーソフトをよく使っていたが、これも「Shutter」という便利なアプリを見つけた。ヘルプなど見なくても直感でちゃんと使えている。

というわけで、これまで Windows でやってきた重要項目は全てクリアできた。あとはこの環境に慣れるだけである。

ちなみに、趣味の分野でいえば、動画再生、音楽再生、動画編集、、音楽製作、ゲーム等々あると思うが、これら Windows でやってきた、たいていのことはできると思ってよい。しかもOSを含め、全て無料なのだ。信じられない。

これら、OSのインストール、プリンタドライバのインストールなど、移行についての詳細は、Ubuntu 16.04 導入奮闘記にあります。

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